ド・タチバナ流「オーラ」を解説:その3

ド・タチバナ流「オーラ」とは【マインドセット編】

こんにちは、 「人生に役立つオーラ」を考えるド・タチバナです。
前の記事「ド・タチバナ流「オーラ」を解説:その2」では、これまでお会いしたことのある芸能人の方々のオーラのいろいろと、「オーラ」と「セルフイメージ」が密接に関わっているというお話をしました。
今回は、ド・タチバナが考える「オーラ」、「ド・タチバナ流オーラ観」の解説の第3回(最終回)です。

「オーラ総論」の最後に、「セルフイメージ」と「オーラ」の関係から「オーラの可能性」までをお話したいお思います。
では、さっそくお話をはじめましょう。

「セルフイメージ」と「オーラ」の関係

前回の記事「ド・タチバナ流「オーラ」を解説:その2」で、「セルフイメージ」のお話をしました。
オーラの表れ方には、この「セルフイメージ」が強く関わっているということです。
警察官や裁判官、また小学生の例で見たように、「揺るぎないセルフイメージ」(「自分は○○だ!」ということに疑問の余地がない状態)にある時には、簡単に、しかも意識せずに人は「○○オーラ」を発することができるのです。
それとは逆に、その場に必要なセルフイメージを持ち合わせていない場合には「オーラのミスマッチ」が起こるということにも触れましたね。
単純な例では、普段行かない場所や馴染みのない人の集団の中にたまたま居合わせたときなどに「何となく馴染めない」「落ち着かない」と感じた経験はありませんか?
いわゆる「場違い」という感覚ですが、その状態が「オーラのミスマッチ」です。
それは、その場に相応しいセルフイメージを持ち合わせていないことが原因なのです。

ここで、「オーラ」に関する重要な2つの側面があります。
ひとつは、「セルフイメージ」は「本当の自分なのか?」という問題。(これは心理学でいう「ペルソナ」の議論でもあります。)
もう一つは、「オーラのミスマッチ」が引き起こす心理状態(感情的側面)です。
これはさっき、「何となく馴染めない」「落ち着かない」と感じる、ということにも表れていました。

詳しくは「オーラ工学」のカテゴリーで解説しますが、ここではその二つの側面を概説してみたいと思います。

「オーラのミスマッチ」と本当の自分

ここで皆さんに、簡単な3つの実験をしてもらいたいと思います。

【実験1】次の文の「○○」のところに自分の名前を入れてください。

     ⇒「自分は○○だ!」

【実験2】次の「○○」のところに自分の職業を入れてください。

     ⇒「自分は○○だ!」

【実験3】次の「○○」のところに自分の好きな芸能人(いなければ、知っている芸能人)の名前を入れてください。

     ⇒「自分は○○だ!」

さて、皆さんは【1~3】のどれがいちばん「しっくり」きましたか?

また、どのときにいちばん「違和感」がありましたか?

実は、これは人によって違います。
でも多くの人の場合、いちばん「しっくり」くるのはたいてい【1】か【2】です。
また、いちばん「違和感」があるのは【3】です。
あなたもそうではなかったでしょうか?

いちばん「しっくり」くるワードについては、【1】【2】の他にある人もいるかもしれません。
いずれにしても、そのあなたがいちばん「しっくり」くる「○○」が、好むと好まざるとにかかわらず「いま現在のあなた」の本質にいちばん近いものだと言えます。
逆に違和感のある「○○」は、あなたの本質とかけ離れていると言えるのです。(こちらは言うまでもなくご理解いただけるでしょう。)

ではなぜあるワードが「しっくり」くるのでしょうか?
それは、そのワード「○○」があなたの「コンフォートゾーン」のど真ん中にあるからです。

「自分は○○だ!」の「○○」を変えると自分が変わる?

「コンフォートゾーン」とは、自分自身がストレスなくいられる環境、または自己イメージのことです。
この「コンフォートゾーン」の引力はとても強いもので、そこから出ようとする自分を強力な力で引き戻す作用を起こします。
これはよくサーモスタットにたとえられます。限界を超えるとスイッチがオフになる仕掛けです。

よく自己啓発本で紹介されているメソッドのひとつとして、「セルフイメージ」を変えることで自分自身を変える、というものがあります。
一種の「自己暗示」に近いものですが、このメソッドには限界があります。
もしかしたら、あなたもこのようなメソッドを実践してみたことがおありかもしれませんね。
それならよくわかると思いますが、短期的にはある一定の効果はあるものの、時期を過ぎるとまた以前の自分に戻ってしまうことが多いのです。

まるで、ダイエットのリバウンドのような現象ですが、それが「コンフォートゾーン」の威力なのです。

つまり、「自分は○○だ!」の「○○」を入れ替えても、その「○○」にはなれない、つまり自分を変えることはできない、ということです。

「現代ホスト界の帝王」と呼ばれるローランドさんは、子供の頃から学校のクラス分けに「違和感」を覚えていたと言います。
実際に彼は先生に言ったそうです。
「自分にはクラスなどない、あるのは俺か俺以外か、だけだ!」
と。
つまりいまの彼は、自分を変えたのではなく「自分自身になった」だけなのだと言えるのです。

それでは、「あなたはあなたにしかなれない」ということなのでしょうか?
そもそも、あなたとはいったい何者なのでしょうか?
あなたはあなたのことをどれだけ知っているでしょうか?
当ブログ『オーラな人!』は、以上の観点を踏まえて「オーラ工学」によって自分自身を変革する方法を提案するサイトです。

以上が、「ド・タチバナ流オーラ観」の概要です。
概要と言っても、字数の都合上ほんのさわりの部分しかお話しできませんでしたが、今後各カテゴリーを設けて細かく解説していきますので、どうぞ是非ご期待ください。

次の記事からは、「マインドセット編」の後半部分、オーラをどのように捉えて活用すればいいのかの基本の考え方「オーラのマインド」(第1話~第4話)に入ります。

お読みいただき、ありがとうございました。

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